諸規定(II 競技規則)
II 競技規則
- (目的)
- 第1条 本規則は、一般社団法人日本スポーツウエルネス吹矢協会(以下、本協会という)の競技に関する規則を定め、スポーツウエルネス吹矢競技が正確な基本動作とスポーツウエルネス吹矢式呼吸法に則って、整然と安全に実施され、ひいては選手の健康増進に寄与することを目的とする。
- (競技用具)
- 第2条 競技用の筒、マウスピース、矢及び的は、本協会公認の用具を使用しなければならない。
- 1)筒
- (1)マウスピース及びシリコンマウスピース以外は装着してはならない。
- (2)マウスピースを装着する場合は、筒長が1cm以上の延伸にならないこと。
- (3)マウスピースとシリコンマウスピースは、ずらさずに装着すること。
- (4)マウスピース及びシリコンマウスピースに、くわえる位置を示すキズ又はマーク用ゴム等を取り付ける等の加工をしないこと。
- (5)筒への直接の記名、マークの記入や彫刻等は不可とし、吹き口より90p以内(100pの筒の場合70p以内)に、シールのみ貼付可とする。シールの貼り方は、公認番号やメーカー名のプリント部分を避けて重ね貼りしないこと。シールのはがれを防ぐために、透明なテープの貼付は可とする。
- (6)体験会用マウスピースは、使用不可とする。
- (7)補助具及び固定用具を使用する時は、事前に大会実行委員会の承認を得ること。ただし、固定用具を使用する場合の記録は参考記録となる。
- (8)筒立ては、スタートラインの手前に置くこと。障がい者会員は、障がい者会員競技規則を適用する。
- (9)布などを使用しての筒、マウスピース及び矢の掃除は、競技進行係の指示に従って行うものとする。
- (10)筒の長さは、120p又は100pの2種類とする。(本人の申告制とする)
- ※「補助具」及び「固定用具」については、障がい者会員競技規則第8条の各項目以下に定める※印を参照のこと。
- 2)矢
- (1)加工、修正をしていないもの。ただし、矢の損傷を防ぐためのストッパーを入れること、筆記用具で印を付けることは可とする。
- 3)的
- 的及び配点は以下の通りとする。
- (1)的は、交換的(枠付)を使用する。
- (2)配点
- 7点=中心から半径3pの部分
- 5点=7点の外側3pの部分
- 3点=5点の外側3pの部分
- 1点=3点の外側3pの部分
- (3)的の高さは、黒点の中心を床上160p又は130pの2種類とする。(本人の申告制とする)ただし、130pの高さは、著しく身体的不利な者で、当該実行委員会の承認を得た場合に限る。なお途中での高さの変更は認めない。
- (4)当該実行委員会の決定により交換的以外を使用することができる。
- (服装)
- 第3条 安全でスポーツに適した服装を着用する。
- 2 競技会場により指定されている場合は、そのルールに従う。
- (競技種目)
-
第4条 競技種目については、大会規則第3条に則り実施する。
なお、当該実行委員会の決定により、他の種目を行うことができる。
- (レーン)
- 第5条 競技場に、的を所定の高さで等間隔に配置し、それぞれ記号を付してレーン名とする。
- 2 的面の直下から手前に距離を計測し、所定の距離別にラインを引きスタートラインとする。
- 3 選手は、定められたレーンに入りスタートラインの手前に立って競技を行う。
- (試矢)
- 第6条 選手は、競技開始前に試矢3本を吹くことができる。
- 2 試矢の前に、審判員は本規則第2条の用具点検を行い、不適格な物は交換を指示する。予備の用具を使用する場合は、その前に点検を受けなければならない。
- 3 前項の指示に従わない者は失格とする。
- 4 試矢の撥ね矢の吹き直しはできない。
- (ラウンド)
-
第7条 ラウンドにおける競技進行係の「用意 はじめ 30秒前 3分経過 終了(撥ね矢の場合は、吹き直し終了時点)」と合図することにより競技を進行する。
なお、合図はタイマーでも可とする。 - 2 3分以内に5本吹き1ラウンドとする。この3分以内に基本動作「1礼をする」から「8礼をする」までを行うものとする。
- 3 1回に筒に矢を1本ずつ入れて吹くこととする。
- 4 「3分経過」の合図以前に5本の矢を吹き終えた選手は、筒をもって一歩後退し、静かに待機する。
- 5 「3分経過」の合図の時点までに吹き終えた矢は有効とし、吹き終えなかった矢は無効となる。
- 6 1ラウンドに5本を超えて吹いた矢は、高得点順に超えた本数分が無効となる。
- 7 「3分経過」の合図後に吹いた矢は、その該当分高得点順に無効となる。
- 8 ラウンドの基本動作進行中に不具合があったときは、これを中断し改めて「筒を上げる」からやり直すことができる。
-
9 「構える」という動作の時、筒に矢を入れることができずに床に落下した場合、「構える」から「吹く」という動作前に、筒の元又は先から矢が落下した場合は、その落下した矢を拾わず予備の矢を入れ直す。
また、自ら矢を取り出した場合は、矢を入れ直しても可とする。 - 10 手持ちの矢が無くなった場合、その時点でそのラウンドは終了となる。
- 11 ラウンド「1礼をする」から「8礼をする」までの間に、筒を床に落とした場合、スタートラインより的側に落下した場合は、そのラウンドは終了とする。スタートライン上及び選手側に落下した場合は、その落下した筒を拾って使用しても可とする。
- (撥ね矢)
- 第8条 的(33p四方)や先着の矢に当たって撥ね返った矢は、撥ね矢となる。
- 2 採点前に的から抜け落ちた矢は、撥ね矢となる。
- 2 的に当たって撥ね返った矢が、的から落ちずに、的に刺さっている他の矢に支えられている状態の場合、撥ね矢か不明のため、審判員は採点時に判定する。
- 2 前各項の撥ね矢を審判員が認めたときは、吹き直すことができる。この吹き直しの間は、前条の3分ルールは適用されない。ただし、「終了」の合図後に撥ね矢を確認した場合は、吹き直しレーンで対応する。
- (採点)
- 第9条 採点は、ラウンド毎に審判員が採点、記録し、選手に告知する。
- 2 選手が、採点前に矢に触れた場合は、その矢は無効となる。
- 3 得点圏の境目にある矢は、高得点側で採点する。(円の延長線上に接していれば可)
- 4 ダブル又はそれ以上重なった矢は、母矢の得点をなぞる。(母矢が7点なら重なった矢も7点と採点する)
- (抗議)
- 第10条 選手の抗議は、当該審判員が応答する。ただし、裁定は担当副審判長が行い、最終裁定権は審判長が有する。
- 2 矢の回収開始後の抗議は認めない。
- (順位決定)
- 第11条 順位は各ラウンドの得点を合計し、高得点者から順に決定する。
- 2 前項の決定にあたり同点者があるときは、順位決定戦を行うか、当該実行委員会で決定した方法で順位を決定する。
- 3 順位決定戦は、当該実行委員会で決定した方法で行い、勝敗は審判長が裁定する。
- (審判員の任命)
- 第12条 大会の審判員は、審判規則により任命される。
- (規則違反)
- 第13条 故意に本規則に違反した場合及び審判員等の指示に従わない場合は、出場停止又は失格とする。
- (改定)
- 第14条 本規則の改定は、競技部長が起案し、競技部会議及び部長会議の審議を経て、常務理事会議の決議後、理事会及び社員総会に提議し決議、承認の上施行する
- (付則)
- 本規則は、平成11年8月22日より施行する。
- (付則)
- 本規則は、平成22年2月18日より改定施行する。
- (付則)
- 本規則は、平成24年3月1日より改定施行する。
- (付則)
- 本規則は、平成25年2月23日より改定施行する。
- (付則)
- 本規則は、平成25年7月1日より改定施行する。
- (付則)
- 本規則は、平成26年4月1日より改定施行する。
- (付則)
- 本規則は、平成27年4月1日より改定施行する。
- (付則)
- 本規約は、平成27年7月1日より改定施行する。
- (付則)
- 本規約は、平成28年4月1日より改定施行する。
- (付則)
- 本規約は、平成29年4月1日より改定施行する。
- (付則)
- 本規則は、2018年4月1日より改定施行する。
- (付則)
- 本規則は、2020年2月20日より改定施行する。
- (付則)
- 本規則は、2020年6月18日より改定施行する。
- (付則)
- 本規則は、2023年2月21日より改定施行する。
- (付則)
- 1 本規則は、2025年4月1日より改定施行する。
- 2 前項の施行前に2025年11月30日までの開催日が決定されている大会においては、経過措置として2023年2月21日施行の規則を適用する。
- 3 2026年3月31日までに開催される大会の実行委員会が、2023年2月21日施行の規則 を適用する旨決定し、選手の不利益に配慮して予め公表したときは、その決定に従うものとする。