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■協会発足

◆日本スポーツ吹矢協会が正式に発足
◆新スポーツの誕生を世界に発信
◆第一回競技大会など多彩な行事で沸く

青柳清の発願に賛同した医学博士林督元(まさゆき)氏、と理学博士濱野吉秀氏らの提唱で平成10年4月1日に発足した「日本スポーツ吹矢協会」は、同年4月22日午後二時、東京銀座の「紙パルプ会館」で、設立総会並びに第一回スポーツ吹矢競技大会を開催、当日は平日にも関わらず全国各地から多くの会員の参加を得ました。また、マスコミ各社の取材もあって、この模様は全国に報道され、NHKは衛星を通じて世界に発信しました。

 

エピソード
八重桜の満開期を迎えた上に日本晴れとなった東京銀座の界隈は、普段にもまして華やいだ雰囲気に包まれていました。午後の銀ぶらを楽しむ人々の間を、設立総会会場を目指す会員が吹き矢の筒やケースを抱えて横切っていき、前後してTV各局や新聞社の車が行き交っていました。その様子を交番の警官がニコニコと見守っています。実は警官については、エピソードがあったのです。

ハプニング
総会の準備段階で、実行委員が問題点を検討している中で、「そうだ!筒を抱えた人が続々と銀座通りを歩いてきたら凶器準備集合罪を疑われる!そんなハプニングがあったら大変!所轄署に了解を取っておこう」という訳で、事務局長がさっそく当局に出向いて総会の趣旨とスポーツ吹矢の安全性を説明。事情は直ちに各部署に通達され、大いに感謝・感激されたという一幕がありました。

規約
設立総会には、全国738人の会員の中より、北は北海道から南は四国徳島まで計121人の会員が参集、役員、規約、年会費を全員賛成で原案通り決定し、協会は正式にスタートしました。このうち規約については、設立目的の「本協会は、吹矢を安全なスポーツ吹矢として確立し、これを広く啓蒙・普及させ将来的には国民的健康スポーツとして定着させ、日本はもちろん世界の人々の心身の健康保持・増進とスポーツとしての楽しみに寄与すること」を確認し、採択されました。

役員、会費、会長挨拶
続いて、規約に従って役員の選任が行われ、初代会長に青柳清氏(潟_イセイコー社長)、副会長には西中和光氏(ヒューマンアカデミー教授)と濱野吉秀氏(理学博士、椛蜉C堂社長)が選任されたほか、顧問には林督元医学博士が選任されました。また、会費は「年会費3,000円入会金無料」と決定されました。設立総会を締めくくるに当たって挨拶にたった青柳会長は、別掲のように「やがてスポーツ吹矢を世界的にも普及していきたい」との抱負を力強く訴えました。

 
■スポーツ医学からみた意義。健康教室で基本動作を実演。
健康教室
設立総会に引き続いて、「スポーツ吹矢健康教室」が、「第一回日本スポーツ吹矢競技大会」に先立つデモンストレーションとして催されました。 「スポーツ吹矢においては、的の中心近くに矢が的中すればするほど、快感ホルモンであるドーパミンの分泌を促進しストレス、不眠症、自律神経失調症などに効果的」との解説の後、日本オリンピック協会強化トレーニングドクターの林顧問は、スポーツ医学および臨床の立場から、吹矢の意義を要旨つぎのように、実演を含めて講演しました。

(1)腹筋、胸筋を使って思い切り吸い込んだ空気を、一瞬止めてから的に向かって吐き出す特有の呼吸法を、「スポーツ吹矢呼吸法」と命名する。

(2)酸素が肺の深部にまで送り込まれ腹圧が腹腔全体にかかることで、内臓に停滞している古い血液が送り出され、新鮮な血液が呼び込まれるので、血液の循環がよくなり内臓諸器官が活性化される。

(3)胸式・腹式の両呼吸力が強化されるため、ぜん息患者の呼吸改善に効果的であり、臨床にも応用している。

模範演技
講演に続いて、事務局長と四人の「吹矢レディ」の模範演技によって、スポーツ吹矢における呼吸法と吹きかたの基本動作が演じられました。全くの初心者でも、また年齢・性別に関係なくすぐにマスターできることが、強調されました。

 
■活発なマスコミ取材。NHKは22カ国語で

設立総会に向けたマスコミの高い関心は、一月から始まっていました。テレビはNHKはじめ8社、ラジオはNHKはじめ9社、新聞は朝日新聞はじめ7社、雑誌は週間読売はじめ3社がそれぞれ取り上げ、その回数の累計は40回を越えています。そして、22日の設立総会は、NHKが衛星を介して22カ国で紹介、ついにスポーツ吹矢は全世界に知られるようになりました。この他に、キャスター自身が実演してみせた民放ニュースもありました。